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紫外線の中で、皮膚疾患に有用とされている、紫外線A(UVA)とB(UVB)を照射する機械です。主として尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)、尋常性白斑(じんじょうせいはくはん、いわゆる白なまず)、アトピー性皮膚炎などに用いられます。
- 紫外線照射装置の中でも、より選択的な波長のUVBを照射するVTRAC(エキシマランプ)という機械です。出力も強いため、上記疾患に加え、皮膚の厚い手足や爪の病変にも用いられます。広島県では当院が最初に導入し、今でも県内には当院以外には3台しかないという機械です。
- 308nmの単一紫外線を照射する機械です。VTRACより小型で、出力も弱いため、皮膚の弱い箇所、赤くなりやすい箇所に適しています。照射野には写真のような透明なガラス版があるため、照射部位がよくわかり、余分な個所への照射がなくなります。
- 患者さんの皮膚疾患に対する理解を深めて頂くために,顕微鏡の像をモニターに映し出し,皮膚に寄生している真菌(カビ)や虫などをお見せします。
- 皮膚のイボや腫瘍に,約-200度の気体(液体窒素)を吹きかけ,凍らせることでそれらを治療します。
- 色素性病変(シミ,ホクロや色の付いた腫瘍など)のより正確な診断のために用いられる,ゼリーを付けて観察する特殊な拡大鏡です。